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妊娠、出産

「妊娠は病気じゃない」が、「元気」じゃない。妊娠出産を経験して思ったこと

emizousan1010

こんにちは。まらいあです。

本日は【妊娠・出産】について。

わたしは2人の子供がおり

2人とも自然分娩での出産でした。

周りの話を聞いていると

「妊娠は病気じゃない」とか

「自然分娩で産むべきだろう」とか

他人や親、夫が、妊婦本人の気持ちをよそに

主観を押し付けるケース。。を聞くことがありました。

今どき?とか、話の中だけでは?

って思うこともリアルにあるんだな…と怖くなったことを思い出します。

産むのは自身です。

夫は産まないし、親や他人とは置かれている状況が違う。

ということで、自身が体験したことを

こんなこともあったよ。大変だったんだを一つのケースとしてお伝え出来たらと思います。

■環境

  • 夫と二人
    →実家に帰りませんでした。
    …帰れませんでした。
    わたしは母と不仲、親元へ帰ってもストレスになるので地元へは帰りませんでした。
    かといって、実の親でない夫の親を頼ることはできません。
    今暮らしている土地で、夫と二人、頼る身内がいない場所で産み育てることになりました。

■妊娠初期

  • 初期の方がきつかった
    →お腹が大きい【いかにも妊婦さん】の状態より
    全くお腹が目立たないときの方がつわりで泣きそうだった。
    吐き気が治まらず、通勤電車が苦しくて涙目で電車を降りたことも。
  • 「お米を炊くにおい」で「うっ。。」となるは幻想
    →炊くにおいもイヤですが、
    何してても何してなくてもいやです。ずっと吐き気があった。
    たとえるなら【終わりの見えない車酔い】
  • 常に生理2日目の気分
    →いらいらする。落ち着かない。不安になる。微熱が引かない等
    妊娠中は生理2日目の不調を常に抱えているような気分だった。

■妊娠後期

  • 胸が大きくなりすぎて怖い
    →大きくなるなんて素敵じゃん。ってレベルを超えています。
    一瞬「わーすごい」って思いますが、色々思ってたんと違う感じで膨れていって最終こわかった。
  • おなか重い、足元見づらい
    →靴下は履けました(笑)
    が、階段の足元見えなくて怖かったな。
    電車降りるときの隙間も見づらくて、一度足がすくんだら
    後ろからめちゃ押されて将棋倒しになり、恐怖だった。
  • 足が攣る
    →寝てると攣る、歩いてても攣る…地獄でした
  • むくむ
    →塩分禁止令が出ました。夫がだしとスパイスを駆使してご飯作ってくれたのが泣けた。。
  • 貧血
    →人生で初めて鉄材を処方されるほど貧血になりました。
    レバーはキライなので、毎日乾物(ひじき、切り干し大根等)を食べた
  • 体重が右肩上がり
    →空気と水でも太るかも。。と思うくらいびっくりする位体重増えた

■出産

  • 陣痛は痛いから気づくよ
    →確かに痛かった。
    腰が重くて、「いっったーーーーっ!!」って口に出し
    ごまかすために部屋をうろうろしながら
    「いたい、ほんといたい。。」とひきつった笑いしか出てこなかった。
    (事後談、そうでもない友達もいたので人それぞれなのだと知る)
  • 子宮口が開く&ひきつづきの陣痛
    →もう無理。。痛い。
    腰の骨を「万力」でひろげるイメージ
    (わかるかな??図工室にあった金属で、工作物を強く固定するやつ。そんなイメージの、力を強く掛けられる道具で、ぎりぎりと腰骨を広げられている感じ。。
    おとなしく寝ているなんて無理で、お腹抱えてうずくまりたいのに
    上向いて寝ててって拷問だった…
    →「テニスボールを腰に当てると痛み和らぐよ」のアドバイスにより
    テニスボールを持っていたが、
    助産師さんが当ててくれると楽なのに
    夫がすると何にも楽じゃなくて、「ちがうぅぅぅぅ痛いぃぃぃ」と泣く
    後日談、夫も「俺役立たずやん…」と泣きそうだったそう。
  • 破水まで
    →ひたすらお手洗いに行きたい衝動&痛くてお腹抱える
    あまりにお手洗いに立ったら、行き過ぎ、って尿道に管通された。
    これも痛かった
  • 出産
    →上手に”いきむ”なんて考えられない。必死
    痛いから早く出したい。って衝動に駆られるが、
    助産師さんの掛け声に合わせる。
    無理に行くと股が裂ける(傷が大きくなる)ので恐ろしいがそんなこと考えてる余裕もない。
    切られると聞いて、本当にそうだったが
    出産の痛みに比べたら何もわからなかった。
  • 出産後
    →感動的な誕生!!…とはならず
    ひたすら終わったことに安堵した。陣痛から始まって13時間。
    終わったっっ。と痛いのの終わりが来たことに涙する。
    →痛いの終わったと思ったら
    満身創痍なので、トイレすらままならない。
    入院中、トイレとお風呂に恐怖する。(傷があって、血も出てるので痛い)
    終わっても痛いのか。。と絶望

  • 入院中
    →1人目の時は、母乳があまり出らずに泣く
    母としてダメな気持ちになった。
    しばらくしたら普通になったので、初めだけだったが
    いかんせん初めて続きで色々不安。
    →2人目の時は、初日から母乳出す気満々の胸の状態で
    産まれたてで飲めないのに、溺れさすんじゃないかと思うぐらい出る。
    飲まないのに出ようとするから、胸が張りすぎて痛くて泣く
    痛み止めを飲まないと寝れない状態
    ちなみに「後陣痛」なる言葉をこの時知り、子宮が収縮する痛みにも泣く
  • 退院後
    →夫の育休は2週間ほどだったので、その後は日中一人(と赤子)
    ”話せる人が”いるのといないのとでは違うな。と感じる
    全てにおいて子が優先になり自分のことはあとまわし。
    ご飯は「片手で食べられるもの」「かんたんなもの」となるので
    「納豆ご飯」「卵かけご飯」「食パン」みたいな感じになる。
    トイレもお風呂もままならない。
    唯一休めるのは子が昼寝をしたタイミング。
    これも寝ない日もあれば、急に3時間起きないとかあって
    予測不能。

    →黄昏泣きと夜泣き
    なんで泣くのかわからなくて途方に暮れる。
    夫は仕事終わって帰ってきたのに、夜泣きで寝られず
    寝ぼけながら子守歌歌って、抱っこしながら部屋を徘徊していた。
    (神様かと思う)

思い出すとこんな感じ。

心身ともに大変だったなと思う。

産むって選択したのは自分なんだから
責任もって

と言われても、不調も子供のこともわからないことだらけ。

家にずっといるんだから家事くらいできるでしょ
俺は仕事を頑張っているんだから
炊き立てご飯じゃないといや、おかずが3品ないとダメ
うちの母親はやっていた
などという夫(実際に友達にいた)はぜひ奥様と会話をして、話を聞いていただきたい。。
実際お仕事大変で、家に割く余裕がないこともあると思います。
ですが、奥様は朝から晩まで、平日も休日も朝も夜中も休みなく子供のことに気を使っているのであればいつ休めばよいのでしょう。

わたしは「仕事していた方が楽!!」と心から叫びました。
仕事は自分でコントロールができるけれど
妊娠の体調不良も
赤ちゃんのお世話も
何もかも分からないし、何もコントロール出来なくて苦しかった。

妊娠、出産は一人じゃとても難しいな
周りの協力や理解があるだけで
かなり生きやすくなるのでは。と思いました。

この話は、私個人が感じたことなので
ご意見も色々あるかと思います。

状況も私とは違う方ばかりでしょうし、皆さんそれぞれ

ほんの少し分かることも、全く理解できないこともあると思います。

こんなことを感じた人もいるんだね。
の一例として、知っていただけたら良いなと思いました。

もっと優しい社会になるといいなと感じますが
まずは家族が優しくあればよいなと思います。

それでは。

ABOUT ME
まらいあブログ編集長
和製マライアキャリーこと まらいあです。 既婚、子2人、システムエンジニアのアラフォー。 結婚の決め手は「嫌だったら帰っておいで」の親友の言葉 縛られることが苦手な自由人。 顔濃いめ、マライアキャリーが日本人だったらきっとこんな感じと『まらいあ』のあだ名を拝命 仕事と、人生と、結婚と、出産育児、美容などなど 経験したことを記録していきます。
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